Before
精密シャフトを設計する場合、左図のようになだらかなR形状に対して端面部から高精度の寸法が指定されている場合があります。この場合形状測定機を用いて寸法計測を行いますが、R部に対しては厳密な測定位置を定めることが困難であり、測定自体が不可能になってしまいます。
VA・VE設計実例
POINT
精密シャフトの設計においてR形状部等に対して高精度の寸法指示がされていても、R形状は厳密な測定位置を定めることが難しく測定不可能なケースがあります。このような場合は厳密な寸法精度を指示するのではなく、括弧付きの参考寸法で指示を行います。こうすることで測定に掛かる工数を削減することができ、また測定不能のトラブルを防止することができます。シャフト加工においてはこうした測定にも配慮した設計が必要です。