日系企業をはじめとして、タイの次に現地生産を行う主要拠点としてインドがあります。インドには各自動車メーカー、部品サプライヤーも多数進出を始めていますが、まだあまりよく知られていないことも多々あります。
特にインドで機械加工部品を現地調達、海外調達する際には以下のことに注意する必要があります。
①材料規格がJIS規格とは異なる規格で存在する
インドではJISに応じた規格材料を手に入れることが困難です。そのため、DINやISO、AISI等に応じたJIS規格相当品の材料情報を事前に考慮しておく必要があります。
特に図面等については、対応材料を明記しておくことが重要であり、対応材料が分かれば現地のサプライヤーでもすぐに材料が適正コストで入手できるため、量産生産の早期立ち上げが実現できます。
②熱処理ができない
インドにもローカルの熱処理メーカーは存在していますが、その多くが治具系や金型に関する熱処理メーカーがほとんどです。精密シャフト等の機能部品の熱処理に精通したサプライヤーがほんのわずかしか存在しません。
そのためインドでの現地調達、インドからの海外調達の際は、時間を掛けてサプライチェーンやロジスティクス等を構築することが重要です。
E&H Precisionはタイ、インド、メキシコの3拠点を持つ、精密部品のサプライヤーであり、グローバル調達、海外生産のプロフェッショナルです。
インドでの現地調達や、海外部品調達を検討の際は、ぜひご相談ください。